団体の行動規定

Balancerでは、行動規定を作成しています。

行動規定は、野生生物に対する態度を定めたもので、生物多様性と社会に対する悪影響を可能な限り小さくするよう行動するための基準です。

関係法令の理解と遵守を前提に、行動に意義をプラスできるものです。

「さすがにEN以上に分類されている生物は消費を控えてみようかな…」というように許容できる部分からマネしてみて下さい。

2025年7月更新(魚類関連の部分)。

狩猟に関する行動規定

狩猟に関しては、農林漁業被害、生活環境被害、感染症、生物多様性の減少等のリスクを軽減する公益性を持った捕獲となるよう、狩猟鳥獣の中から対象と捕獲方法を選んでいます。狩猟鳥獣の詳細についてはこちら

銃を用いた捕獲では、発射された弾の回収が確実である場合を除いて、鉛を含んだ弾頭を使用しません。

釣り・採集等に関する行動規定

IUCNレッドリスト(CR,EN,VU,NT)に含まれる動物に関しては、生態学的な調査等を除いてそれらを狙った採集等を行いません。
(植物は土地所有者に帰属しますので、許可を得たもの以外採集しません)

IUCNのリスト

絶滅が危惧される生物を誤って釣った際はやむを得ない場合(捕獲個体がリリースしても死んでしまうであろう状況等)を除いてその場でリリース致します。
以下は、釣りでよく対象になる魚類を簡単にまとめたものです。

釣りの際に気を付ける魚類の詳細はこちら→IUCNリスト(釣り)
採取・飼育の際に気を付ける魚類の詳細はこちら→IUCNリスト(採取)

実は釣りで混獲されるアカエイ(NT)や被害が問題となっているナルトビエイ(VU)も含まれています。

捕獲地における外来生物を採集した際は、やむを得ない場合(法や条例等によって回収できない状況等)を除いて環境へのリリースを致しません

釣りにおいては、可能な限り鉛に代替する釣り具・しかけを使用します。

可能な限り、撒き餌を使用しません。

映像・写真撮影等に関する行動規定

映像撮影・写真撮影を目的とした生物への餌付けを致しません。

録音された鳴き声を用いて生物をおびき出す行為を致しません。

繁殖の失敗を招くような営巣地・繁殖地への接近や環境の改変を致しません。

生物の消費に関する行動規定

IUCNレッドリスト(CR,EN,VU,NT)に記載される生物に関しては、適法に市場に流通しているものであっても、環境中の同種を損耗する性質の食品・商品であれば購入しないよう努力致します。
(例えば完全養殖によるものはこれにあたらない)

IUCNレッドリストに記載される海外の生物についても同様の態度を取ります。

これらの基準を守れるよう正確な知識と情報を収集するよう努め、アップデートを続けていきます。

そのほかの事項についても情報がそろい次第、順次アップしていきます。